資料と対話で生まれた信頼/生沼寛隆税理士事務所 生沼 寛隆様
東京都四谷|生沼寛隆税理士事務所 生沼 寛隆様
「数ではなく、質で勝負──86社中16社の適正化で得た手応え」
「ようやく、少しだけ恩返しができた気がします」
そう穏やかに語りながらも、確かな手応えと成果を残した生沼さん。未来会計コンサルタント第2期からの参加者として、長年学び続けてきた姿勢が今回、大きな実を結びました。
86社の中から、16社が値上げに応じた
今回の取り組みは、顧問料の適正化(=値上げ)。
全顧問先86社のうち、19社に値上げの提案を行い、そのうち16社が承諾。2社は解約となりましたが、トータルでは年間504万4200円(税抜)の増収を実現しました。
1社あたりの平均増額は約30万円。さらにもう1社は金額は変わらないものの、訪問頻度を減らすことで業務効率の見直しにも成功しました。
説得ではなく、準備で伝える
今回、生沼さんがこだわったのは「口頭ではなく、資料を用いた丁寧な説明」。
また、日頃から「値上げは大事ですよ」というメッセージをミーティングや相談の場で繰り返し伝えてきたことで、お客様自身も価格の重要性を理解した上での納得感ある判断につながったといいます。さらに中期事業計画の提案を通じて、“成果を実感してもらった後”に値上げを打診するという工夫も。信頼と納得の積み重ねが、解約以上の成果を生んだと言えるでしょう。
単価を上げる選択肢を教えてもらった
「これまでは“顧問料は上げづらいもの”と思い込んでいました」
物価や人件費が上がるなか、「新規顧客を増やすしかない」と思っていた生沼さん。しかし、今回の取り組みで「今いるお客様の単価を見直すという視点」を持てたことが大きな転換点になったと話します。
最後に
「成果がなかなか出なかった」と振り返りながらも、粘り強く学び続けてきた生沼さんの姿は、同じように“値上げが怖い”と感じている方々にとって大きな励みになるのではないでしょうか。「この経験を通じて、ようやく“学びを行動に変える”ことができた気がします」
感謝と実直な歩みが伝わる、力強い発表でした。